神戸市外国語大学は、「模擬国連世界大会」を日本で初めて開催。世界各地の大学から集まった学生たちが国際問題を討議した。
「模擬国連世界大会」は、全米学生会議連盟(NCCA)が主催し、国連が支援する大学生による最大規模の模擬国連活動。割り当てられた国の外交官役となって議論する。毎年春に開かれるニューヨーク大会と米国以外で秋に行われる大会があり、日本では初の開催となった。神戸市外国語大学とNCCAが主催した。
11月20日から7日間にわたるプログラムには、世界11カ国の大学から約330人の学生が参加。3日間の視察(神戸、京都、広島)を経て、神戸国際会議場などを会場に本格的な議論をスタートさせた。前国連日本代表部特命全権大使の吉川元偉氏の基調講演に続き、国連総会、安全保障理事会など4つの委員会に分かれ、英語のみによる活発な議論が展開された。同大学の学生は事務総長役や事務次官役、委員会運営の議長役など中心的な役割を担い、会議をリードしていった。最終日には各委員会による討議結果の報告、優秀チームの表彰式などが行われた。