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2017年度大学入試の新トレンド「英語の検定利用」 旺文社調べ - 大学ジャーナルオンライン

 株式会社旺文社の教育情報センターは、2017年度大学入試(推薦・AO、一般入試)における英語の外部検定利用について、全大学の入試要項の分析を行い、その結果を公表した。

 以前から、推薦入試・AO入試では、“出願資格が英検準2級以上”といった外部の英語検定が利用されてきたが、近年では、センター試験に代わる新しい「共通テスト」でも英語試験として外部検定の利用が検討されているほか、各大学の一般入試でもその利用が急増している。

 一般入試での利用例としては、英検準2級=入試の英語試験を80点、2級=90点、準1級=100点とみなす「得点換算」や、「出願資格」、「加点」、「判定優遇」など、大学により利用方法はさまざま。今後は、入試本番前にあらかじめ外部検定を取得しておくことが、新しい大学入試のスタイルとして広がっていく可能性があると考えられている。

 調査によると、2017年度は、全764大学中、推薦・AOで41%(314大学)、一般入試で14%(110大学)が入試に外部検定を利用。2016年度と比べると推薦・AOは43校、一般入試は60校増加。特に、国公立大学の推薦・AOと私立大学の一般入試での新規導入が大幅に増加している。

 大学が入試に利用する主な外部検定は、推薦・AO、一般入試ともに「英検」の採用が9割以上、学習指導要領に沿った出題が理由と考えられる。続いて、TOEIC、TOEFL。大学入試専用試験として開発された「TEAP」は、採用率が急伸している。

 外部検定利用入試で求められる英語レベルを見ると、推薦・AOは、国が高校卒業時の目標として定める英検準2~2級程度が82.1%、準1級程度が10.7%。一般入試では、英検準2~2級程度が64.4%、準1級程度が33.5%。一般入試の方が求められる英語レベルは高めの設定となっている。また、準1級レベルを求めるのは国立大学と難関私立大学が中心となっている。

参考:【旺文社】2017年度大学入試調査報告 大学入試の新トレンド「英語の検定利用」、「英検」の利用が圧倒的。レベルは「準2~準1級」!

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大学ジャーナルオンライン編集部

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