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「英検準1級は満点に換算」など 英語能力試験の入試利用拡充へ 南山大学 - 大学ジャーナルオンライン

 南山大学(愛知県名古屋市)は、2018年度の入学試験より、英語能力試験スコア保持者の外国語科目の得点の取り扱いを拡充すると発表した。

 対象となるのは「TOEFL iBT」「IELTS」「TEAP」「GTEC CBT」「実用英語技能検定(英検)」いずれかの英語能力試験スコア等を保持している場合。1度の受験で4技能(Reading, Listening, Writing, Speaking)のスコアの合計が「総合基準スコア」を満たしている場合は、全学統一入試[センター利用型]およびセンター利用入試において大学入試センター試験「外国語」の科目を満点と換算し、合否判定を行う。
なお、4技能のうち、1度の受験で各技能において「1技能における最低限必要とする基準スコア」を満たさない場合は、「総合基準スコア」を満たしていても対象とされない。

 これまでも英語能力試験の入試利用は「推薦・AO入試」で行われてきたが、近年「一般入試」での利用も急増している。旺文社の「外部検定を入試に利用している大学数(2017)」の調査では、「推薦・AO入試」で利用しているのが314大学で41%(全764大学中)、「一般入試」では110大学で14%が入試に外部検定を利用しているという。したがって、入試前にあらかじめ英語能力試験を取得しておくことが、新しい大学入試のスタイルとして広がっていく可能性がある。
また、「推薦・AO入試」「一般入試」ともに、英語能力試験の採用率で最も高いのが「英検」。大学入試専用試験として開発された「TEAP」も「一般入試」において採用率が急伸しているという。
 
 なお、南山大学の英語能力試験スコア保持者の外国語科目の得点の取り扱いの詳細については、各入試種別における「2018年度入学試験要項」にて公表される。

参考:【旺文社】2017年度大学入試調査報告

南山大学

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