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中央大学が2023年4月に茗荷谷キャンパスを開設、法学部全学年が移転へ - 大学ジャーナルオンライン

 中央大学は中長期事業計画「Chuo Vision 2025※」に基づき、2023年4月、東京都文京区に茗荷谷キャンパスを開設する。法学部の全学年(収容定員5,756人)および大学院法学研究科を、東京都八王子市の多摩キャンパスから移転する。

 茗荷谷キャンパスは東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩1分の距離。さらに、日本比較法研究所を隣駅の後楽園キャンパスに、法科大学院(ロースクール)を地下鉄で3駅の駿河台キャンパス(御茶ノ水)に移転する。

 中央大学法学部では2020年度から法律学科法曹コースに「一貫教育プログラム」を設置。法曹志望者や法律の学修に関心が高い学生に対して、法学部3年間+ロースクール2年間(合計5年間)の体系的・一貫的な教育を行っている。法学部を都心展開することで、これまで以上に一体的な運用が可能となるだけでなく、法曹・企業・公務で活躍する実務家教員による授業の充実を強化し、インターンシップ等学びの機会をさらに拡充する。

 さらに、理工学部(後楽園キャンパス)、国際情報学部(市ヶ谷田町キャンパス)とは共同科目の開講や研究上のコラボレーションなど文理融合で取り組み、総合大学として強みを積極的に生かしていく。

 茗荷谷キャンパスの外観は、中央大学の前身である英吉利法律学校の赤レンガ造り校舎をモチーフとしつつ、低層階には、旧駿河台校舎と同じ尖塔型アーチを取り入れている。教室は遠隔授業やハイブリッド型授業に対応する仕様となるほか、図書館や食堂は、創立者が学んだイギリスのミドルテンプルをモチーフとしたインテリアを採用予定。大学施設のほか、文京区の地域活動センターや保育所などが併設される予定で、地域との共生、地域への貢献を目指す。

※「Chuo Vision 2025」とは、創立130周年にあたる2015年に策定した中長期事業計画。建学の精神に基づいて同大のMission(使命)およびVision(将来構想)を明確にし、2025年度までの10年間に重点的に取り組むべき課題として、①教育組織の新設・再編、②キャンパス整備、③グローバル戦略、④スポーツ振興などを中核とした基本方針を取りまとめたもの。

参考:【中央大学】中央大学法学部1~4年生が2023年4月から茗荷谷キャンパス(文京区)に移転 ―新キャンパスで始まる新時代の法曹養成―

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