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コロナ禍で「友人関係のストレスが減少」約4割 2022年度受験生をBuildsが調査 - 大学ジャーナルオンライン

 オンライン個別指導サービス「スタディコーチ」を提供する株式会社Buildsは、2022年度に大学入試を受験する高校3年生324人に対して受験勉強に関するアンケート調査を行った。

 調査によると、受験生が学校で受けた変化として、78.4%が「学校行事の中止」、18.8%が「学校行事のオンライン化」と回答。ほとんどの受験生が学校行事の中止、オンライン化を経験した。また、授業に関しても50.0%の生徒がオンライン授業、32.1%がプリント等での学習、59.9%が時差登校をあげ、普段の学校生活も通常通りには進んでいなかったと言える。

 新型コロナウイルスが受験勉強に及ぼした影響を聞いたところ、「とても良い影響を受けた」「良い影響を受けた」と答えた生徒は18.8%、「とても悪い影響を受けた」「悪い影響を受けた」と答えた生徒は39.2%だった。

 悪い影響としては、59.8%が「モチベーションの低下に起因する学習時間の低下」、53.5%が「友人との交流の減少によるストレスの増加」を挙げ、特に全体の約23%が新型コロナウイルスの影響で勉強時間が減ったと回答した。一方、「オンライン授業などによる学習効率の低下」を挙げた生徒は他の影響よりも少なく、主にモチベーションやストレスなどの精神面での影響が多かったと言える。逆に「良い影響」としては39.3%が「友人関係などに気を遣う必要がなくなり精神的なストレスが減った」、32.8%が「自分のスケジュールで学習できるようになって学習効率が上がった」と回答した。

 学習で最も力を入れたものとして、80.9%が「自習」と回答。受験生が行った工夫については、33.3%が「学習のために学習時間記録アプリを利用した」、31.2%が「学習計画を作成した」と回答しており、自宅での自習が増加する中で効率的に学習を行う工夫が行われていたといえる。また、22.5%が「オンラインで友人などと繋がりながら学習」、17.9%が「SNSで他の受験生と交流」を行っており、友人との直接の交流が減る中でも新たな形での学習のモチベーション維持が広がっていると言える。

 また、2021年度から開始され、センター試験と大きく傾向が変わった共通テストに関して、75.2%の生徒が「不安がある」と回答。内訳としては、傾向がわからないため不安な生徒が49.6%、対策のための問題が少なく不安な生徒が25.6%となった。

参考:【スタディコーチ】【2022年度受験生向け調査】約半数がオンライン授業を経験、コロナの影響で約1/4の受験生が学習時間減

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