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工学院大学 「ハイブリッド留学」が工学教育賞などを受賞 - 大学ジャーナルオンライン

 工学院大学の「建築学部イギリス・ハイブリッド留学」が、日本工学教育協会より「第21回工学教育賞(実績)」、関東工学教育協会より「第11回関東工学教育協会賞(業績賞)」を受賞した。

 これらの賞は、日本の工学教育と技術者教育に対する先導的、かつ革新的な試みにより優れた工学教育を推進・実践している団体に授与される。「ハイブリッド留学」では「まず海を渡る」ことを最優先にした革新的な留学の仕組み、および留学に参加した後の学生の学習意欲向上などが評価され、今回の受賞につながった。

 「ハイブリッド留学」は、2013年に日本初の留学プログラムとして工学院大学が開発。特徴は、語学力と留学費用という留学における2大障壁を取り払ったことにある。一般的な留学の場合、日本の大学の授業料に加え留学先の授業料も必要だが、同プログラムでは、工学院大学の教員が赴き日本語で授業を行うため渡航先での授業料は不要。また、従来の留学は英語で専門科目を受講するため単位取得が容易ではないが、同プログラムは、ホームステイと現地で開講される英語教育で語学力を向上させながら、専門性を獲得することができる。さらに、休学などをする必要がないため4年間での卒業も可能だ。

 受賞した「建築学部イギリス・ハイブリッド留学」は、 世界遺産群の街であるイギリス・カンタベリー市で実施され、学生たちは現地の町並みや建築物に触れながら留学生活を過ごすことができる。また、基礎的なことを一通り習得した3年次後期の段階で渡航することから、現地での学習から得られる成果がより効果的になったという。プログラム参加後のアンケート調査から、学習意欲の高まりや、大学院進学率の上昇などの成果が生まれたこともわかった。

 工学院大学では、イギリス留学の他、IT・工学・製薬の街で知られる米国・シアトルに渡航し、エンジニアやサイエンティストの最先端に触れる「アメリカ・ハイブリッド留学」も展開している。

工学院大学

伝承を継承しつつ、さらなる進化を続ける大学

2011年の日本初の「建築学部」開設を皮切りに、2015年「先進工学部」創設、2016年「情報学部が従来の2学科体制から4学科体制に、そして、2017年4月には伝統の工学部に「電気電子工学科※」誕生と、常に時代に即した改革を続けています。さらに、八王子キャンパ[…]

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大学ジャーナルオンライン編集部

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