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給付奨学金の推薦件数が想定を下回る 日本学生支援機構が期間延長 - 大学ジャーナルオンライン

 日本学生支援機構は、2017年度に大学、短期大学、専修学校専門課程へ進学するか、高等専門学校4年に進級した学生を対象とする給付奨学金の推薦受付を5月25日でいったん締め切っていたが、8月上旬まで延長することを決めた。制度実施の初年度であることから、申し込み機会を十分に確保するのが狙いとしている。

 日本学生支援機構によると、給付奨学金は経済的に大学などへの進学が困難な生徒を後押しする目的で設けられた制度で、進学後に返還の必要がない奨学金が日本学生支援機構から交付される。

 申込手続きは出身校を通じて行われ、交付対象となるかどうかの判定は出身高校からの推薦によって決定される。奨学金の交付開始後も毎年7月と10月の在籍確認など適格認定があり、学業成績が著しく不振の場合や給付奨学生としてふさわしくない行為があったときは交付が打ち切られ、交付金の返還を求められることもある。

 2017年度予算の想定交付件数は2,800件。6月16日現在で全国733校から1,578件の推薦が寄せられている。日本学生支援機構は給付奨学金に対する相談窓口の開設期間も7月末まで延長している。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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