神奈川大学は、2022年4月5日大学図書館をリニューアルオープンした。100周年に向けた将来構想の一環として、創立50周年記念事業で全面改修し、港町横浜に相応しいレンガ調の美しい外観はそのままに、耐震補強、フルリノベーションを実施した。
神奈川大学図書館は、県内最大級となる150万冊以上の蔵書数を誇り、年間約40万人が利用。通常、一般公開制度によって学生だけでなく市民も利用可能で、600人以上が会員登録者している(現在は感染症対策として利用は学内関係者に制限中)。
リニューアルした図書館は、アクティブラーニングやPBL(課題解決型学習)に対応した21世紀型の総合学術センター・キャンパスの中心にあり、学生がアクセスしやすい開かれた学びの場としての役割を果たす。
館内は学生の学びのスタイルに合わせて自由に選択、利用できる空間を設置し、業務のIT化を図るべくスマートフォンアプリによる貸出しや座席予約など最新サービスを導入した。電子リソースも充実させ、自宅や海外等からのリモートアクセスを整備。横浜・神奈川の資料も充実させた。
また、スタッフは全員司書有資格者。学部担当の図書館スタッフを置き、学生から教員に至るまで、資料の収集や活用について専門性を持って対応できる体制を整え、教室、研究室、図書館以外のラーニング・スペースなどにおける学術資料の活用をサポートする。