城西国際大学は創立30周年記念事業の一環として、さまざまな研究テーマを分かりやすく解説し、ともに考える連続講座「Lecture Series」を実施する。初回は2022年4月28日(木)、東京大学の池谷裕二教授を迎えて「医療とAI(人工知能)・現状と未来像」をテーマとしたシンポジウムを開催する。また、当日は城西国際大学の創立記念日にあたることから、始業講演も行う。会の模様はオンライン配信で、広く公開する。
始業講演・シンポジウムでは、東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二教授による特別講演「AIと脳、そして医療へ」、城西国際大学の杉山雄一特別栄誉教授による講演「未来創薬と予測」を行う。池谷教授は、神経科学、薬理学、人工知能が専門で、海馬や大脳皮質の可塑性を研究するほか、科学技術振興機構が実施する戦略的創造研究推進事業におけるERATO池谷脳AI融合プロジェクトの研究総括も務めている。杉山教授は、薬物動態学、トランスポーター創薬を専門とし、長年にわたり創薬の効率化を目指す数理モデルの応用について研究している。
講演の後は、池谷教授、杉山特別栄誉教授に、城西国際大学の杉林堅次学長(薬学博士)がモデレーターとして加わり、パネルディスカッションを行う。「AIと脳の融合とは?」「AIがどのように医療に活かされるのだろう」「数理モデルによる予測に基づいた創薬とは?」という今日的な疑問を糸口に、AIを基盤にした医療の未来、創薬の未来、脳機能解明の未来について、会場およびオンライン参加者と共に考える。
参加希望者は、4月26日(火)までに専用フォームから申し込む。事務局から27日中に、当日のアクセス方法を配信する。
参考:【城西国際大学】創立30周年記念連続講座「Lecture Series」を開講 初回の4月28日は医療とAIがテーマ