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千葉商科大学、学生がキャンパス内で養蜂を開始 採取した蜂蜜で商品開発も - 大学ジャーナルオンライン

 千葉商科大学では、市川市国府台のキャンパス内で養蜂事業を行い、人間と自然が融和した地域を創生するプロジェクト「国府台bee Garden」を開始した。養蜂振興を強化する施策は、政府発表の「SDGsアクションプラン2022」の中でも掲げられており、SDGsの目標2「飢餓をゼロに」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標15「陸の豊かさも守ろう」につながる。

 

 「国府台bee Garden」構想は、花粉交配を担うポリネーター(送粉者)として非常に重要な役割を持っているミツバチをキャンパス内で飼育することで、大学周辺の緑化および生態系の維持に貢献する。さらに採取した蜂蜜の販売や地元菓子店、レストラン等とのコラボ商品開発により、地産地消を促し地域活性化につなげることを目的としている。

 養蜂に取り組むのは「CUC100ワイン・プロジェクト※」の学生たち。国府台のキャンパス内に巣箱5箱を設置し、シーズンによって変動はあるが、約50,000匹を飼育する。セイヨウミツバチの行動範囲は半径約2~3Kmであるため、大学周辺の里見公園、じゅん菜池緑地 江戸川河川敷緑地などが蜜源となる。

 学生たちは、都市養蜂の先駆者である「銀座ミツバチプロジェクト」の全面的支援を受け、日常の蜂の世話や蜂蜜の採集、商品化、販売企画などを行う。採蜜は、4月~8月、蜂蜜を使った商品開発は、5~6月に行う予定。また、地域住民や子どもたちに向け、草花観察会、採蜜体験会、ミツバチ観察会の実施なども検討している。

※CUC100ワイン・プロジェクトとは、大学創立100周年に向けて、市川市産のオリジナルワインの醸造をめざすプロジェクト。ワイン造りに使用するブドウの栽培を通じて、地域の方々と交流する場をつくり、農業の未来やエネルギー資源について考えるきっかけを与えることを目的としている。今回、生物がもたらす恩恵を肌で感じ、草花に満ちあふれる環境づくりに取り組み、人間と自然の共生への理解を多くの人と共有し、その輪をさらに広げていこうと、新たに養蜂事業に取り組むことになった。

参考:【千葉商科大学】ミツバチを通じて大学周辺の緑化、生態系の維持に貢献 キャンパス内で養蜂事業を開始。春~夏にかけて蜂蜜も採取(PDF) 

千葉商科大学

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