淑徳大学は千葉県千葉市、埼玉県八潮市と地方創生や人材育成など多方面で連携する包括協定を結んだ。まちづくりや障害者スポーツの普及、特産品開発などで近く、具体的な取り組みをスタートさせる。
淑徳大学によると、2017年6月16日に締結した千葉市との協定では、淑徳大学の本部がある中央区の地域活性化や市民らが障害者スポーツに参加する機会の拡大、介護現場の課題解決など5項目について連携することを確認した。
淑徳大学で行われた締結式には、磯岡哲也淑徳大学学長と熊谷俊人千葉市長が出席。協定書に調印したあと、熊谷市長が市の取り組みを紹介する講演をした。
6月21日に締結した八潮市との協定では、八潮こども夢大学での体験学習講座の実施や資料館体験講座へのボランティア協力などを引き続き進めるとともに、地域コミュニティの課題解決の検討などを行うことを決めた。締結式では磯岡学長と大山忍八潮市長が協定書に調印した。
淑徳大学は建学以来、地域開発、地域連携を重視してきた。52年前に「地域社会との共生が本学の使命」と予見した淑徳大学創設者、長谷川良信氏の生涯や功績は各キャンパスに設置されている「学祖展示室」で知ることができる。