スポーツ庁はスポーツアドミニストレーターを配置した大学の活動を支援する「大学スポーツ振興の推進事業」で、大阪体育大学、日本体育大学など8校を選定した。スポーツアドミニストレーターは大学のスポーツに関する取り組みを戦略的に推し進める司令塔役で、各校はスポーツを大学のブランド化に結び付けるさまざまな取り組みを実践する。
スポーツ庁によると、選定された8校は大阪、日本両体育大学のほか、青山学院大学、早稲田大学、鹿屋体育大学、順天堂大学、筑波大学、立命館大学。学識経験者で構成する技術審査委員会が各校の事業計画などを審査して選んだ。
大阪体育大学は学内にスポーツ局を創設し、スポーツ振興事業や大学間連携に当たるとともに、地域やスポーツ団体と連携して社会貢献型事業を推進する。日本体育大学は運動部担当係を設け、マイナースポーツのスポンサー獲得に動く。青山学院大学は大学施設を拠点としたプロバスケットボールのホームアリーナ化をさらに推進する。早稲田大学は大学スポーツアドミニストレーター育成プログラムを開発する。
鹿屋体育大学はスポーツアドミニストレーション部局、順天堂大学は順天堂スポーツ推進支援センター(仮称)を設ける。筑波大学は米テンプル大学と協働してスポーツアドミニストレーターを育成する。立命館大学は大学横断的組織として関西コンソーシアムの検討を進める。