九州工業大学は、新興国・途上国出身の留学生を対象とした宇宙工学教育「BIRDS衛星開発プロジェクト」が、「GEDC Airbus Diversity Award 2017」を受賞したことを発表した。
九州工業大学のBIRDS衛星開発プロジェクトは、コスト効率の良い革新的なシステムエンジニアリングを活用して途上国出身の大学院生に教育を行い、2年間の包括的衛星開発プロジェクトを実行。プロジェクトの長期的目標には、彼らがそれぞれの出身国で持続可能な宇宙開発プログラムを立ち上げることができるよう、知識や技術を獲得することを掲げている。
18ヶ国39機関からエントリーされた45件のプロジェクトの中からファイナリストの3プロジェクトのうちのひとつに選ばれ、プロジェクトマネージャのTejumola Taiwo氏 (同学大学院博士後期課程3年生、ナイジェリアからの留学生)が、カナダのナイアガラフォールズで開催されたGEDC年度総会でプレゼンテーションを行った。研究の影響力や成果、規模拡大の可能性などの基準に基づいた評価で、優勝を勝ち取った。