国際的な高等教育評価機関のクアクアレリシモンズがまとめた2023年版世界大学ランキングで、ベスト100に東京大学、京都大学、東京工業大学、大阪大学、東北大学の国内5校が入った。5校のベスト100入りは前年と同じ。世界ランク1位は米国のマサチューセッツ工科大学で11年連続、アジア1位は5年連続でシンガポール国立大学となっている。
クアクアレリシモンズと業務提携を結ぶ河合塾グループのKEIアドバンスによると、国内大学のトップは世界ランク23位の東京大学で、前年と順位が変わらなかった。京都大学は前年から3つランクを落として36位、東京工業大学は1つランクを上げて55位に入った。以下、大阪大学が68位、東北大学が79位となった。
500位までには名古屋大学、九州大学、北海道大学、慶應義塾大学、早稲田大学、筑波大学、広島大学、神戸大学、東京医科歯科大学、千葉大学が入っている。このうち、大阪大学は雇用主からの評判調査や研究インパクト指標の高評価で7つランクを上げた。慶應義塾大学はトップ200に返り咲いている。
アジアランクでは世界ランク11位のシンガポール国立大学がトップ。12位の中国・北京大学、14位の中国・精華大学、19位のシンガポール・南洋理工大学、21位の香港大学。中国、香港、シンガポール勢が上位を占め、東京大学がようやく6位に顔を出している。
参考:【株式会社KEIアドバンス】英国 Quacquarelli Symonds社 『2023年版QS世界大学ランキング』発表~世界トップクラス大学として日本から50校が選出 ~