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スタンフォード大学の開発コンテストで日本の大学生チームが3位入賞 - 大学ジャーナルオンライン

 東京工業大学、東京大学、大阪大学、早稲田大学、筑波大学の学生からなるチーム「Rota++」が、アメリカのスタンフォード大学で開催された「Stanford’s Health Hackathon Health++ 2017」において、総合3位と「Persistent-Neodesign賞」を受賞した。

 「Stanford’s Health Hackathon Health++」は、エンジニア、起業家、デザイナー、健康医療従事者など多分野に横断した参加者が、健康医療分野における重要な課題に協力して取り組む開発コンテスト。今年は応募者521名、52プロジェクトが参加し、健康医療における「affordability(医療の低価格化)」をテーマに開催された。

 チーム「Rota++」のメンバーは、医学生、バイオエンジニア、ハードウェアエンジニア、ソフトウェアエンジニア(2名)、プロダクトデザイナーの大学生・大学院生6名。彼らが開発したのは、赤ちゃんが脱水状態のときに、赤ちゃんへの水分補給を促し、保護者の取るべき行動をサポートすることを目的としたスマートおしゃぶり「your pacifier(ユア パシファイアー)」だ。メンバーの一人がアジア、太平洋諸島で公衆衛生調査をした際に、下痢により危険な脱水症状にさらされている子どもが多数入院していることに気付き、その解決策を考える中で生まれた。

 おしゃぶりに付いているセンサーによって赤ちゃんの脱水状態を判定し、危険な脱水症状だと判断した場合には、モバイルアプリを通じて赤ちゃんの体全体の水分量を保護者に通知し、さらに保護者が行うべき行動を指示する。さらに、ユーザーのデータを収集してその地域の同様の症状の流行を検出することができるため、情報を病院が共有することで感染状況の分析にも役立てられるという。

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