科学技術振興機構と新エネルギー・産業技術総合開発機構は大学発ベンチャー表彰2022の受賞者を決め、文部科学大臣賞に京都大学発で抗がん剤開発を進めるChordia Therapeutics(コーディア・セラピューティクス)株式会社、経済産業大臣賞に早稲田大学発でゲノム解析のbitBiome(ビットバイオーム)株式会社を選んだ。
科学技術振興機構によると、その他の受賞者は、科学技術振興機構理事長賞が九州大学発でカイコを利用した経口ワクチン開発のKAICO株式会社、新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長が東北大学発で国際宇宙ステーションに代わる宇宙環境利用プラットフォームの開発を目指す株式会社ElevationSpace(エレベーションスペース)、日本ベンチャー学会会長賞が国立循環器病研究センター発で心臓病治療のカテーテル開発をする株式会社ニューロシューティカルズと決まった。
アーリーエッジ賞には横浜国立大学発で量子インターネットにつながる長距離量子通信機器の開発を進めるLQUOM(ルクオム)株式会社、大学発ベンチャー表彰特別賞には大阪大学発で認知機能評価医療機器、一般向け認知機能評価アプリ開発の株式会社アイ・ブレインサイエンス、広島大学発でマイクロRNAを活用した新薬開発の株式会社PURMX Therapeutics(パームエックス・セラピューティックス)が選ばれた。
大学発ベンチャー表彰は大学などの研究成果を基に起業したベンチャー企業のうち、これからの活躍が期待される優れた企業を表彰している。