ソフトバンクグループ代表 孫正義氏が、2016年12月に設立した「ー般財団法人 孫正義育英財団」は、25歳以下の優れた才能をもつ若者を対象に支援を行っている。2018年1月22日から2月28日まで、第2期となる2018年度支援人材を募集。選考を通過した支援人材には最長5年間財団生として認定され、希望者には支援金が最長4年間給付される。
孫正義育英財団は、来るシンギュラリティー(=人工知能が人類の知能を超える転換点、技術的特異点)を見据え、2017年から、高い志と異能を持つ若手人材に才能を開花できる環境を提供している。支援の対象となるのは、25歳以下の若者で、かつ、国際大会などのコンテストで優秀な成績をおさめた者、起業準備中または既に自身の経営する事業で業績を上げている者などの応募資格が設けられている。人数は30人程度。
支援人材として選ばれると、ワークエリア、スーパーコンピューター、3Dプリンターなどが完備された施設の提供や、希望者には返済義務のない支援金の給付も行われる。
第1期となる2017年度支援人材には、8歳から26歳まで(応募時点で25歳)の96人を選定。合格率2.8%の世界最難関大学のひとつ、アメリカのミネルバ大学に日本人初の合格を果たした片山晴菜さん、ラ・サール高校時代に国際生物学オリンピックに日本代表として2度参加し銀メダルを獲得した東京大学大学院の三上智之さん、小学6年生の時「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト」で最優秀賞を受賞し、その後、クレカ決済アプリ「ONE PAY」をリリースした16歳の起業家山内奏人さんなどが選ばれた。