畿央大学は、2023年3月卒業見込者による2023年度公立学校教員採用試験の結果を速報した。公立小学校の現役合格率は過去最高だった前年度の77.8%をさらに上回る84.1%(2022年11月1日現在)で、コロナ禍でも4年連続7割以上というきわめて高い水準の合格率となった。
2022年11月1日現在、畿央大学 教育学部 現代教育学科4回生のうち、小学校教諭に合格したのは69名。全国16の自治体で合格している。また養護教諭は狭き門を見事突破して10名が合格し、過去2番目に高い58.8%が現役合格を果たした。さらに特別支援学校教諭は100%、中・高校教諭(英語)は66.7%が合格したほか、健康栄養学科では栄養教諭に57.1%が現役合格した。
畿央大学では教採・公務員対策室を設け、学科教員と連携した「ダブル担任制」で教員採用試験や公立幼稚園教諭、保育士等の公務員試験をめざす学生たちを支援している。現代教育学科だけではなく、養護教諭をめざす看護医療学科の学生、栄養教諭をめざす健康栄養学科の学生、家庭科教諭をめざす人間環境デザイン学科の学生に対しても同様にフォローする体制が整っているのも、畿央大学の大きな特徴といえる。
さらに教育学部 現代教育学科は、2023年度から学校教育コースで新たに中学・高校の数学教諭が取得可能(申請中)になり、小学校教諭、中・高教諭(英語)、特別支援学校教諭、幼稚園教諭に加え、めざす免許の幅が広がる。また、養護教諭をめざす保健教育コースではより実践的なロールプレイや看護実習室での演習、健康科学部との垣根をこえた授業、現場で活躍する卒業生との交流などカリキュラムをより充実させていく。さらに2023年4月、地元広陵町と連携協力した認定こども園として畿央大学付属広陵こども園を開設。大学の近くで現場を直接体験できる機会が増えることで、幼児教育コースではより実践的な学びの場が広る。