早稲田大学では、2025年度の「一般選抜」および「大学入学共通テスト利用入試」における変更点を発表した。
変更は2022年度から導入された新高等学校学習指導要領(新教育課程)に対応するもので、早稲田大学によると、2025年度の一般選抜(2025年2月実施)、および大学入学共通テスト利用入試(2025年1月実施)における主な変更点は以下の5つ。
・一般選抜において、全学部が新教育課程に対応した出題範囲で試験を実施する。
・共通テストに新教科として加わる「情報Ⅰ」を追加する学部・入試制度がある。
・「社会科学部」「人間科学部」では、一般選抜を大幅に変更し、大学入学共通テストと学部独自試験を組み合わせる方式とする。
・「スポーツ科学部」では、一般選抜において、学部独自試験を「小論文」から「総合問題」に変更する。
・募集人員・試験科目・試験時間・配点の変更を行う学部・入試制度がある。
一般選抜における出題範囲は、早稲田大学が作題する各教科等の出題範囲は全学部で共通とし、2025年度入試のみ新教育課程と旧教育課程の共通範囲から出題する。なお、2026年度以降は新教育課程から出題する。
大学入学共通テストの新教科「情報Ⅰ」を一般選抜の選択科目の一つに追加するのは、政治経済学部、国際教養学部、文化構想学部、文学部。これとは別にスポーツ科学部では、大学入学共通テスト利用入試(共通テスト+競技歴方式)で「情報Ⅰ」を選択科目に含める。
募集人員を増加するのは、商学部の一般選抜(地歴・公民型)、文化構想学部と文学部の一般選抜(英語4技能テスト利用方式)、スポーツ科学部の大学入学共通テスト利用入試(共通テスト+競技歴方式)など。一方、募集人員を減らすのは、社会科学部の一般選抜と大学入学共通テスト利用入試、スポーツ科学部の大学入学共通テスト利用入試(共通テストのみ方式)などとなっている。商学部の一般選抜(英語4技能テスト利用型)は、2025年度入試から募集を停止する。このほか、変更点の詳細は早稲田大学のホームページで公開している。