全国の受験生が関心を持つ大学は関東で早稲田大学、中部で名城大学が3年連続1位、近畿で関西大学が2年連続1位-。テレメール進学サイトを運営するフロムぺージ(大阪市、森兼勝志社長)の全国一斉進学調査でこんな結果が出た。
調査は、フロムページが展開するテレメール利用者約49万人に2017年10月から2018年4月の間に調査内容を告知、4月からの進路が決まった人にウェブ上のアンケートフォームで回答を求め、居住地域別に関心を持った大学のランキングをまとめた。有効回答を寄せたのは4万5,333人。
それによると、北海道・東北地区は前年と同じ東北大学、山形大学、北海道大学の順で地元の国立大学がトップ3を独占した。関東地区は早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学と有名私大が前年通り上位を独占している。中部地区も前年と順位が変わらず、名城大学、名古屋大学、南山大学の順だった。
近畿地区は関西大学、同志社大学、近畿大学の順で、前年3位の立命館大学、4位の神戸大学を抜いて近畿大学が3位に浮上した。中国・四国地区は前年通り岡山大学、広島大学の地元国立2校が1,2位を占め、3位に近畿地区の立命館大学が入っている。九州・沖縄地区は前年と同じ福岡大学、九州大学、熊本大学の順。
広域で関心を集めたのは早稲田大学で、6地区すべてで上位20位以内に入った。東日本では明治大学、西日本では同志社大学、立命館大学が受験生に注目されている。