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城西大学、学部横断の協働プロジェクトで地元の特産品を活かした「黄金かぼすようかん」を商品化 - 大学ジャーナルオンライン

 城西大学(埼玉県坂戸市、藤野陽三学長)の薬学部医療栄養学科の伊東順太助教が顧問を務めるスポーツ栄養サークルに所属する学生と、経営学部の田部渓哉准教授の現代広告研究ゼミに所属する学生が協力し合い、埼玉県小鹿野町の特産品である「秩父黄金かぼす」を使ったようかんを開発した。学部横断型の産官学連携教育プログラムの成果。

 ようかんは埼玉県さいたま市の木下製餡が製造。管理栄養士を目指す医療栄養学科の学生が小鹿野町特産の「秩父黄金かぼす」を使ったようかんのレシピを考え、食感や味を調整。マーケティングやマネジメントを学ぶ経営学部の学生がネーミングとパッケージデザインを担当した。

 柑橘系らしく七宝和柄が使用された商品パッケージは和のイメージを演出している。パッケージには、小鹿野町が運営する「秩父黄金かぼす」のホームページにアクセスできるQRコードと、小鹿野町黄金のかぼす祭実行委員会のキャラクター「かぼしか」をデザインした。

 黄金かぼすは完熟させるまでに病気や有害鳥獣から守りながら、手間暇と愛情を注いで栽培されている。今回のようかんには、出荷規格に合わず廃棄処分になる予定だった黄金かぼすを使用し、食品廃棄量の削減にも貢献している。

 参加した医療栄養学科の学生は「黄金かぼす特有の酸味と香りを感じてもらえるよう果実と果皮を丸ごとペースト加工し、ようかんに練りこみました。多くの方に小鹿野町の黄金かぼすを知っていただき、その風味を味わってもらいたいです」と語っている。また経営学部の学生は「使える色の条件やどんなデザインにしたら手に取ってもらえるかに苦労しました。QRコードやキャラクターをあしらい、かぼすの断面を七宝和柄のデザインにすることで、多くの人の目に留まるパッケージにできたと思います」と感想を述べた。

 ようかんは、一口サイズで50g、価格は200円(税込み)。大学のサポートオンラインショップと大学内のコンビニで販売している。医療栄養学科では、コラーゲンペプチドに着目した「JOSAI コラーゲンようかん」(3味)を手掛けており、今回新たに「黄金かぼすようかん」が加わった。

参考:【城西大学】学部横断型産官学連携教育プログラムにより「秩父黄金かぼす」を使ったようかんが誕生。本日より販売開始!【経営学部・薬学部医療栄養学科】

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