Warning: include(crawler/jobboard.php): failed to open stream: No such file or directory in /home/univdev/univdev.wpx.jp/public_html/wp-content/themes/univ-journal/functions.php on line 284

Warning: include(): Failed opening 'crawler/jobboard.php' for inclusion (include_path='.:/opt/php-7.4.33-2/data/pear') in /home/univdev/univdev.wpx.jp/public_html/wp-content/themes/univ-journal/functions.php on line 284
ヘイケボタルが発光のまたたきで会話 中部大学と慶應義塾大学が発見 - 大学ジャーナルオンライン

 日本や朝鮮半島、中国北部に生息するヘイケボタルが発光の際にミリ秒レベルのまたたきでコミュニケーションしていることを、中部大学応用生物学部の高津英夫研究員、大場裕一教授、慶應義塾大学理工学部の南美穂子教授が発見した。

 中部大学によると、研究グループは愛知県東浦町の水田でヘイケボタルをビデオ撮影し、その動画を分析したところ、草に止まっているヘイケボタルの「オス」「未交尾のメス」「交尾済みのメス」で発光パターンが異なっていることを見つけた。

 オスの発光がミリ秒レベルのまたたきを伴う点滅を繰り返すのに対し、未交尾のメスの発光にはまたたきがなく、交尾済みのメスにはオスのようなまたたきがあった。さらに、人工的にヘイケボタルの発光と同じ黄緑色に光る装置を作り、生息地に置いたところ、未交尾のメスと同じ発光パターンにオスが引き寄せられていることが明らかになった。研究グループはオスが交尾相手を探すのに、またたきをしない発光で見分けているとみている。

 ホタルの成虫はこれまでの研究でオスとメスが発光でコミュニケーションすることが分かっているが、日本固有種のゲンジボタルの発光にまたたきがないのに対し、ヘイケボタルの発光にまたたきが存在する理由は分かっていなかった。

論文情報:【Scientific Reports】Flickering flash signals and mate recognition in the Asian firefly,Aquatica lateralis

慶應義塾大学
中部大学
中部大学

実社会で通用する真の実力を養う8学部27学科がワンキャンパスに集まる総合大学

約1万人がワンキャンパスで学びます。好奇心に応える施設設備、社会から研究依頼が舞い込む研究室、各分野で評価の高い教授陣が、あなたの創造力を刺激。「やりたいことができる、なりたい人になれる」大学です。[…]

Avatar photo

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。