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東京理科大学ベンチャーファンドとエイベックスがAIエンジン開発に2億5000万円 - 大学ジャーナルオンライン

 SELF株式会社は、東京理科大学ベンチャーファンド(TUSキャピタル1号投資事業有限責任組合※)、エイベックス株式会社を引受先とした第三者割当増資により、2億5000万円の資金調達を実施。調達した資金はSELFのAIエンジン開発およびサービス拡充に使用する。

 SELFのAIエンジン(コミュニケーションアルゴリズム)は、自動コミュニケーションを可能とする会話エンジン。自動で理解と推測を行い、自然な会話を進めることが可能なシステムとなっている。単層的なレコメンドサービスやボットサービスとは違い、 ユーザーから得られた多様な情報を各要素へ分解し、総合的に会話と情報提示へ結びつける。30万近い会話のライブラリーを独自開発し、そのライブラリーからシステムが自動で適した会話を選択し、コミュニケーションを成立させる。

 東京理科大学ベンチャーファンドは、経営支援や技術指導などを通じて広く社会に寄与することを目指し、社会イノベーションを起こす独自の技術やサービスプラットフォームを持つ企業に対して積極的に投資している。今回は、SELFが開発したAIエンジンが実際にユーザーを獲得しプラットフォーム化する可能性、BtoBビジネスに応用され導入効果が実証されている点などを踏まえ、資本参加を決めた。資金調達後は、学生のキャンパスライフをサポートする新規サービスの開発、共同研究、新規技術開発など、サービス面・技術面・人材面での総合的な提携を目指す。

 一方、日本のエンタテインメント業界大手・エイベックス株式会社はVR/AR/MRやAI(人工知能)技術を活用したイノベーション事業を積極的に展開。 今回の資金調達後、初の取り組みとして、エイベックス・アーティストアカデミーで、サービスナビゲーション型AIの導入を行う予定。自然な接客体験を自動化し、会員や入会希望者にとって必要かつ有効な情報をわかりやすく伝え、サービスの利用促進を目指す。その後は、エイベックスが保有する、音楽コンテンツなど関わるサービスへAIを導入、アーティストやアニメキャラクターのAI化なども行う。

※ TUSキャピタル1号投資事業有限責任組合の運営は、同組合の無限責任組合員、アストマックス・ファンド・マネジメント株式会社が行う。投資先事業者等に対する経営、技術指導については、その一部または全部を、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社が受託している。

参考:【PR TIMES】 AI開発の「SELF」が東京理科大学ベンチャーファンド、エイベックスより2億5000万円を調達

東京理科大学

真の実力を養う実力主義。科学技術の創造による持続可能な世界の実現をめざして

東京理科大学は、1881年に「東京物理学講習所」として創立され、140年以上の歴史を経て、4キャンパス7学部33学科、7研究科30専攻を擁する、理工系総合大学に発展。「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」という建学の精神と、真に実力を身につけた学生を卒業させ[…]

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