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千葉商科大学、独自のキャリアスキルシート「AKINAI」を導入 就職活動で活用 - 大学ジャーナルオンライン

 千葉商科大学キャリア支援センターは、2023年3月1日より、大学生活で身についた学生個々のスキルや経験を可視化できるキャリアスキルシート「AKINAI(あきない)」の運用を開始した。

 AKINAIは、学生が自分自身のスキルや経験を効果的にアウトプットし、大学生活で身についた力を可視化するための千葉商科大学独自のキャリアスキルシート。履歴書やエントリーシートを作成する前に、自身を振り返り、経験や活動実績、資格取得など身につけたスキルを整理、理解し、就職活動に活用することを目的としている。学生が就職活動を行う際、企業に提出することで履歴書・エントリーシートだけには書ききれないエピソードや人柄をアピールすることができる。

 「AKINAI」の主な記載項目は、千葉商科大学のカリキュラムを編成している6つの能力要素(社会規範意識・誠実さ/主体性・責任感/チャレンジ精神・実践力/相互理解・コミュニケーション力/普遍的な知識・技能/専門的な知識・技能)とSociety5.0を牽引する人材に求められる能力要素である3つの社会対応力(スマート社会/サスティナブル社会/グローバル社会)、在学中の経験を記載する注力項目、目標をもって取り組んだことなど。

 「AKINAI」は受け取る企業側にとっても、「採用選考フローの効率化、省力化を図ることができる」「短時間の面接では伝わりにくい人柄や興味・関心を把握できる」「強みやアピールポイントなど個人の特性が明確に把握できる」「6つの能力要素のバランスを視覚化できる」「今までに経験した事柄や培ってきた能力やスキルが明確で、入社後の成長イメージがつきやすい」「自社にマッチした人材かが判断しやすい」などのメリットがある。

 千葉商科大学の常見陽平国際教養学部准教授は、「日本の就職活動・採用活動はその不透明かつ多段階にわたる選抜が問題視されています。『ガクチカ』つまり『学生時代に力を入れたこと』を過度に評価するのも問題点です。このAKINAIは、学生の成長を促し、さらには企業や社会との接点ともなり得るツールであり、学生のいわばポートフォリオです。エントリーシートや各種適性検査の結果よりも、深く自分のことを伝えることができます。もちろん、これだけで学生と企業が理解しあえるわけではありません。これを学生と企業の理解を深めるツール、対話のきっかけとして活用されることを祈っています。」と期待を寄せている。

参考:【千葉商科大学】大学生活で身についたスキルや経験を可視化大学独自のキャリアスキルシート「AKINAI」 3月より運用開始(PDF)

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