千葉大学と民間信用調査機関の帝国データバンクはデータサイエンス人材育成で連携協定を結んだ。千葉大学は帝国データバンクの協力を得て新たな数理・データサイエンス教育プログラムの科目開設や教材の開発などを進める。
千葉大学によると、協定は両者の協力で新しい教育プログラム、教材の開発などを通じて実践的な視野を持つデータサイエンティストを養成し、データの社会的活用を推進するのが目的。
千葉大学は2020年度から数理・データサイエンス科目の必修化など、データサイエンス教育に力を入れており、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI(人工知能)教育プログラム認定制度リテラシーレベル」の認定を受けている。帝国データバンクは国の「地域経済分析システム」でデータ研磨の実績や、企業情報の収集・分析のノウハウを持つ。
千葉大学の中山俊憲学長は「この連携を機に文理の別を問わず、自らの専門分野に数理・データサイエンス・AIの知識を応用、実社会で活躍できる人材を育てたい」とのコメントを発表した。