北海道東川町は2023年5月より「リサイクル留学プロジェクト」の第1期留学生を受け入れ、研修を始める。12年連続を含む計14回のリサイクル率日本一に輝いた鹿児島県大崎町、慶應義塾大学SFC研究所と協働し、海外からの留学生にリサイクルを教えるプロジェクトで、インドネシアから2名が来日し、8月まで研修に励む。
東川町によると、第1期留学生の2人は5月14日までに来日し、東川町北町の町立東川日本語学校で日本語学習や文化体験などをしたあと、大崎町菱田のそおリサイクルセンターで最先端のリサイクルを学ぶ。
これに先立ち、5月15日には東川町北町の文化芸術交流センター「せんとぴゅあⅠ」で「リサイクルの町から、世界の未来をつくる町」と題した講演会が開かれる。大崎町環境政策課の竹原静史課長補佐と第1期リサイクル留学生のイケチュッスアルナヤイ氏が登壇する。
東川町は旭川市に隣接した北海道のほぼ中央に位置し、人口約8,000人。移住者が多く、ここ数年は社会増による人口増加が続いて全国の注目を集めている。日本初で唯一の公立日本語学校を設け、海外との交流にも力を入れている。
大崎町は人口約1万2,000人。鹿児島県の大隅半島にあり、リサイクル先進地として有名。ジャパンSDGsアワードで内閣官房長官賞を受けるなど、環境問題への積極的な取り組みが世界的に高く評価されている。