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金沢工業大学航空システム工学科の学生らが「空飛ぶクルマ」開発に参画 - 大学ジャーナルオンライン

 日本発の8人乗り電動垂直離着陸機 “空飛ぶクルマ”の開発中心メンバーとして、金沢工業大学工学部航空システム工学科の赤坂剛史講師と同学科4年の海野晃弘さんが参画する。

 世界的にも関心を集める、走行と飛行が可能な”空飛ぶクルマ”。日本国内でも、都市部での移動にかかる時間の短縮、離島や山間部での移動の利便性の向上、災害時の救急搬送や物資輸送の迅速化など、新しいサービスの展開や各地での課題の解決につながることが期待されている。

 経済産業省製造産業局および国土交通省航空局も”空飛ぶクルマ”の実現に向け、事務局となり、官民協議会「空の移動革命に向けた官民協議会」を設立。2018年8月29日には「第1回空の移動革命に向けた官民協議会」を開催し、協議会のメンバーであるDrone Fund、CARTIVATOR、日本電気株式会社、株式会社プロドローン、テトラ・アビエーション株式会社、株式会社 Temma、Uber Technologies Inc.が空の移動の将来像について発表した。

 金沢工業大学の赤坂講師と海野さんが参画するのは、2018年7月設立の電動航空機ベンチャー企業、株式会社Temma。「空の移動革命に向けた官民協議会」の一員でもある。Temmaでは、8人乗りのハイブリッドeVTOL (Electric Vertical Take Off and Landing機、電動の垂直離着陸機)の開発を行う。電池とガスタービン発電機を組み合わせたハイブリッド方式で、ヘリコプターの2倍速となる巡行速度 300km/h 、中距離(50km~300km)の移動を想定している。身近な発着場Vertiport(垂直離着陸飛行場)から垂直離陸し目的地まで飛行する。2024年の耐空証明取得と既存の電車やバス、ライドシェアサービス等と連携し、自動運転を実現することで、全移動時間の最短化とコストの最適化を目指す。

参考:【金沢工業大学】 日本発の8人乗り電動垂直離着陸機 “空飛ぶクルマ”の開発中心メンバーとして、航空システム工学科 赤坂剛史講師と同学科4年の海野晃弘さんが参画
【経済産業省】「空の移動革命に向けた官民協議会」を設立します

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