埼玉工業大学キャリア支援センターは、アジアへの短期留学による海外リーダーシップ研修を強化するため、2023年度はベトナムのほか、新たにインド(グルグラムとデリー)を訪問するコースを加える。
埼玉工業大学は法然上人の開いた浄土宗の教えを基盤とする「日本で唯一の仏教系工業大学」。世界の中心がキリスト教圏の欧米から仏教圏のアジアに移り変わりつつある今、アジアの仏教国で生きる人々とともに考え、ともに行動し、自らの未来を想像することが大切だと考え、アジアの仏教国での短期海外リーダーシップ研修「LETS(Leadership Education Training program for Students)」を実施している。
参加対象は、就職活動に臨む前の3年生。成長著しいアジア地域の新興国に訪問して、グローバルな視点でリーダーシップを養い、多様性の文化を体験的に学ぶ。研修期間中、学生たちは①グローバルな働き方・生活を体験する、②海外に友達の輪を広げる、③現地小学校で授業する、④世界遺産を日本人にPRする、という4つのミッションを持って活動する。
LETSは2016年度から始まり、これまで、ベトナム、カンボジア、スリランカなどアジア地域に計191名の学生が参加している。急速に発展をとげるアジアの今を体感することで就活への意欲が高まり、参加した多くの学生が大手有名企業への高い就職実績を上げている。
2023年度は研修効果をより強化するため、新たな訪問先にインド(グルグラムとデリー)を加えた。夏休み期間を利用して、LETSベトナム(2023/8/9〜8/18)と、LETSインド(2023/8/23〜9/1)の2コースに大学3年生の約48名が参加する予定。なお、埼玉工業大学の学生に加え学外から3大学の学生も合同で参加を予定している。