千葉市とその周辺にある大学、地方自治体、企業が連携の推進を目指すちば産学官連携プラットフォームは、千葉市と包括連携協定を結んだ。若年世代の地元就職促進、災害時のリスクマネジメント、2020年東京五輪での連携などに取り組む。
淑徳大学によると、協定の締結式は千葉市役所で開かれ、ちば産学官連携プラットフォームの会長を務める磯岡哲也淑徳大学学長と熊谷俊人千葉市長が協定書を交換した。
協定書は両者が広範な分野で連携し、地域社会の発展に貢献することを目的としている。連携する事業としては
■千葉市の施策推進や課題解決
■学生の就労支援
■人生100年時代に向けた生涯学習や社会人の学び直しの機会提供
■人材の育成
-などを挙げている。
磯岡学長は「今後の地域政策は行政が何かやってくれることを待つのではなく、自分たちができることに主体的に取り組み、行政とともに地域の課題解決に関わっていかなければならない。私たちのプラットフォームは学術、人的資源をうまく活用し、地域課題の解決に貢献していきたい」とするコメントを発表した。
ちば産学官連携プラットフォームは千葉市とその周辺にある淑徳大学、植草学園短期大学、千葉経済大学など11の私立大学、短期大学が結集して発足した。11校は合同で入学志望者に向けた大学案内パンフレットを作り、入学を呼びかけるほか、在学生向けの合同企業説明会を開いて地元企業への就職もPRする。