東京都町田市と教職員支援機構玉川大学センターは11月25日、町田市玉川学園の玉川大学経塚オフィス棟で教員免許を取得しながら教職に就いたことがなかったり、教職を離れたりした人を対象とするペーパーティーチャー研修を開く。
町田市によると、研修は公立小中学校で臨時的任用教員や非常勤講師として働くことに関心がある人が対象で、定員20人。最近の教育事情や学習指導要領が目指す教育、町田市の教育の特徴などに関する講義のあと、臨時的任用教員として採用されるまでの流れについて説明がある。参加受付は11月17日までに専用フォームで。先着順で決定する。
都内の公立小学校では9月1日時点で約140人の教員が欠員になっている。町田市でも年度途中の退職者や休職者、出産や子育てで休暇に入る教員の代替教員が不足している。このため、教員免許を取得しながら教職に就いたことがなかったり、教職を離れたりした人を集めて教員不足に対応するため、研修会を開催することにした。
教員不足は全国的な傾向。文部科学省によると、2021年4月の始業日で全国の公立小学校937校で1,218人、公立中学校649校で868人が不足していた。