千葉大学は千葉市稲毛区弥生町の西千葉キャンパスで第17回高校生理科研究発表会を開いた。コロナ禍が一段落したことから、4年ぶりに対面で開催し、最優秀賞に選ばれた千葉県市川市の市川高校の衛千尋さんら55組の優秀な研究発表を表彰した。
千葉大学によると、物理や化学など理科8分野の研究発表を募集したところ、全国49の高校から305件の応募があり、発表会には一部のオンライン参加も含めて676人の高校生が集まった。
千葉大学の中山俊憲学長がビデオメッセージで参加高校生へ励ましの言葉を述べたあと、審査委員が応募された研究発表の審査結果を明らかにした。最優秀賞の研究タイトルは「バナナの茎と綿繊維を使った除菌ティッシュ用シートの作製」。
このほか、千葉大学学長賞には群馬県立太田女子高校の「茨城県阿見町の更新統下層群から産出したウミシダ骨板化石」、千葉県教育長賞には千葉県立柏高校の「ミンミンゼミの斑紋型と生息環境との関連性」、千葉市長賞には東京都立多摩科学技術高校の「慣性計測ユニットを用いた筋電義手の自動制御」が選ばれた。