2023年12月6日(水)、東京経済大学は学術講演会「『水俣』を語ろう」を開催する。1970年代より水俣病問題にかかわり続けるアイリーン・美緒子・スミスさんを招き、公害問題としての水俣病をテーマに参加者たちと語り合う。
「『水俣』を語ろう」はアイリーン氏も主人公の一人として描かれた映画『MINAMATA』(ジョニー・デップ主演 2020年)を上映。その後、映画と水俣病問題の関係性などについてアイリーン氏が講演し、参加者と語り合う。
この企画は、アイリーン氏と語り合うことを通じて参加者の環境意識を醸成し高めていくことが目的。半世紀以上も前に起きた水俣病は、気候危機あるいは気候非常事態宣言が叫ばれる現代社会において遠い過去となりつつある。しかし水俣病問題に関わり続けた医師の原田正純氏は「水俣病は世界を映し出す鏡」と語っている。公害そして環境問題の原点である水俣病を知り、学び、語り合うことで、現在そして将来の社会の課題であるSDGsについて参加者一人ひとりが考える機会とする。
参加は第一部の映画、あるいは第二部の講演会のどちらかだけでも可能。参加費は無料(6歳以下は入場不可)。事前申込制で参加希望者は東京経済大学公式サイトから申し込む必要があり、受付期間は12月4日(月)まで。
<「『水俣』を語ろう」>
開催日時:2023年12月6日(水)
●第一部 15:00~17:00予定
映画『MINAMATA』上映
●第二部 17:30~
アイリーン・美緒子・スミス氏の講演
参考:【東京経済大学】12月6日(水)東京経済大学SDGsシンポジウム 学術講演会「水俣」を語ろう-アイリーン・スミスさんをお招きして-