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横浜市立大学 横浜市の新成人にピロリ菌自己検査キット提供キャンペーン開始 - 大学ジャーナルオンライン

 横浜市立大学附属病院消化器内科の須江聡一郎助教らの研究グループは、若年者を対象としたヘリコバクターピロリ菌に対する予防啓発と検査ができるスマートフォンアプリを開発。2019年1月14日から横浜市内の新成人400名にピロリ菌自己検査キットを提供するキャンペーン事業を開始した。

 ヘリコバクターピロリ菌(ピロリ菌)は、日本人の約半数の人が感染していると言われ、感染すると胃粘膜を傷つけ、胃炎や胃潰瘍、また胃がんをも引き起こす細菌と言われている。また、このピロリ菌は、病気を引き起こしていない段階で除菌することで胃の病気の発生を抑えることができるため、若年時から除菌を行うことでそのリスクの軽減が可能。早期に感染に関する理解と検査、治療を行うことが、胃がん予防に有効とされる。

 今回行われる横浜市内の新成人を対象とした「無料ピロリ菌検査キット配布キャンペーン」の期間は、2019年1月14日から1月31日まで。専用アプリを入手し、クイズに解答。正答した該当者で検査キットを希望する人の中から抽選で400名に同キットを提供する。当選者は尿を用いた試験紙での検査を行い、試験紙の画像をアプリに取り込むことで検査結果がアプリで送信され、医師の判定によりアプリ上でピロリ菌の感染の有無に関する評価を知ることができる。

 本事業は横浜市リーディング事業助成金制度(トライアル助成)に採択され、将来的には産業界とも連携し、産・官・学連携事業として、疾病の啓発・予防・治療に結びつくライフイノベーションを実現する構想となっている。

参考:【横浜市立大学】ピロリ菌感染のリスク啓発と自己検査ができる若年者向けスマートフォンアプリを開発

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