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2020年卒大学生の就職活動、準備前倒しの傾向 マイナビ調査 - 大学ジャーナルオンライン

 株式会社マイナビは、広報活動が開始される3月以前の就職活動生の活動実態を調査した「2020年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」と「2020年卒マイナビ学生就職モニター調査(2月の活動状況)」を発表した。

 「2020年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査(有効回答数:5,694名)」によると、「インターンシップに応募や申込みをした経験のある学生」は、88.7%、初めてインターンシップに参加した時期については「2018年8月」が35.0%で最も多く、3人に1人強の学生が、「大学3年生、院1年の8月」にインターンシップデビューを果たした。また、インターンシップ以外の就職活動準備を「2018年9月以前」に開始した学生は46.6%(前年比8.6pt増)で、就職活動の準備が前倒し傾向にあることがわかった。就職活動の準備を行おうと思った理由について聞くと、「不安を少しでも減らすため(29.0%)」が最も多く、「早く就職活動を始めなければならないという焦りがあった(27.1%)」が続いた。

 売り手市場の中でも、就職活動への焦りや不安から活動準備を早めに開始する学生が多く、年々就職活動の準備開始時期が前倒し傾向にあることが分かる。具体的には、「企業参加なしの学内ガイダンス」や「就職情報サイトへの登録」など、企業の広報活動が開始する3月に、すぐに動きだせるように情報収集を中心に活動しているようだ。

 「2020年卒マイナビ学生就職モニター調査(2月の活動状況)有効回答数:2,810名」によると、2月までの活動状況は、業界研究、企業研究、自己分析はそれぞれ約8割の学生が行っていた。現時点で就職活動に対し不安がある学生の割合は91.9%で、本格的な活動開始となる3月を前に、先行きが見通せず、ほとんどの学生が不安を抱えている状況だとわかった。また、先輩と比較して自分たちの就職活動はどうか聞いたところ、63.7%は「変わらない」と回答したが、「(かなり+多少) 厳しくなる」と回答した学生は25.8%で、「(かなり+多少)楽になる」10.5%の割合を上回った。

参考:【株式会社マイナビ】「2020年卒 マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」「2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査 2月の活動状況」を発表

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大学ジャーナルオンライン編集部

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