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オープンキャンパスが大学生活の満足度を左右 ディスコ調査 - 大学ジャーナルオンライン

 株式会社ディスコは、2019年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)のうち就職先企業を決定した人を対象に、大学生活の満足度などに関する調査を行った。

  
 調査によると、「入学した大学・学部・学科の満足度」は、全体の3割が大学への満足度「90%以上」と回答。「入学後にギャップを感じたか」の問いに、「とても感じた」(11.5%)と「やや感じた」(42.3%)、あわせて半数(53.8%)を超え、大学入学前後でなんらかのギャップを感じていたことがわかった。

 ギャップの具体的な内容は、「環境に関することを学ぶ学科であったが、自然科学について学ぶことがあまりできなかった。(理系男子)」「自分の入った学部だけ別のキャンパスにあった。(文系女子)」「国立大学なのでより少人数できめ細かい指導が受けられるのかと思っていたが、大人数での講義が中心だった。(文系男子)」など、事前の情報収集不足がギャップに結びついているケースが多いことがわかった。

 「志望校を選ぶ際にチェックすべきポイント」については、「学べる内容・目指せる資格」(64.9%)、「学校の立地・周辺環境」(64.4%)が6割を超え、次いで「学内の雰囲気」(55.0%)、「就職率・就職先」(48.3%)だった。文理差が大きかったのは「研究内容や卒論テーマ」で、理系が5位(38.5%)なのに対し、文系は21.9%で12位だった。

 今回の調査から、大学生活の満足度の高い層は、大学選びの段階から卒業後のキャリアを考え、大学の就職関連情報に関心を寄せていた。
また、大学満足度の高い層と低い層とで最も差があったのがオープンキャンパスの参加有無で、大学生活の満足度を高めるためには、より多くの情報を収集するとともに、オープンキャンパスに参加して大学の雰囲気を味わい、学生や卒業生から生の声を聞いて学びの内容を知るなどして、具体的なイメージを持つことが有効であるようだ。さらに、大学進学の際に将来のキャリアに関心を持ち、情報収集を行うことで、充実した大学生活が送れ、それが満足のいく就職へと繋がることがこの調査から読み取れた。(回答者数835人)。

参考:【株式会社ディスコ】就活経験者に聞いた「大学進学に関する調査」~キャリタス就活2019 学生モニター調査結果(PDF)

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