科学技術振興機構は、理数、情報分野で傑出した能力を持つ小中学生を発掘するジュニアドクター育成塾の2019年度採択機関に広島大学など5機関を選んだ。2018年度以前に採択した機関を含め、2019年度は24機関で実施される。
科学技術振興機構によると、ジュニアドクター育成塾は将来、イノベーションを起こすことができる人材を育成するため、突出した能力や高い意欲を持つ小中学生を発掘し、ノーベル賞受賞者ら世界のトップを歩む科学者の講義を受けるなど本格的教育を施す取り組み。
2019年度の採択機関には、全国15の大学などから応募があり、外部の学識経験者による推進委員会で審査した結果、旭川工業高等専門学校、新潟大学、信州大学、舞鶴工業高等専門学校、広島大学の5機関が選ばれた。5機関には最大5年間、1件当たり1,000万円まで支援費が出る。
受講する小中学生は大学などの研究室で実際の研究活動に触れるほか、教員らの個別指導を受けて研究に取り組む。全国規模のイベントも予定されており、卓越した小中学生による合同合宿や国内トップクラスの大学生、海外からの留学生らとの交流が行われる。