金沢星稜大学の国際交流団体「星稜アンバサダーズ(Seiryo Ambassadors)」は、留学生に石川県周辺の魅力を知ってもらおうと、温泉や漆を使った沈金などを体験する国際交流イベントを開催した。
「星稜アンバサダーズ(Seiryo Ambassadors)」は、来日する留学生たちが楽しく留学生活を送ることを目的に学内に国際交流の場を作っている。その活動の一環として、2019年6月15日には、加賀市の加賀伝統工芸村「ゆのくにの森」での沈金体験や片山津温泉を訪れるツアーを開催。台湾、インドネシアからの留学生11名と日本人学生9名が参加した。
参加した留学生からは「金沢星稜大学にはたくさんのイベントがあります。6月15日には日本の学生と留学生が加賀へ行きました。私にとって一番印象に残ったことはゆのくにの森の文化体験でストラップに絵を書くことでした。ストラップに絵を描くのは初めてなので、とても楽しかったです。沈金体験というもので、初めての経験でした。他のイベントにもまた参加したいです。(インドネシアからの留学)」など感想が聞かれた。
また、ツアーを企画した星稜アンバサダーズの学生は、「留学生からは“日本人学生と一緒に旅行に行きたい”という話も聞いていて、今回の企画を実施しました。一緒に行った文化体験や足湯・温泉体験でのコミュニケーションを通して距離感が縮まったと思います。特にインドネシア出身の男子学生と露天風呂に入りながら、今度は温泉に宿泊したいという話になったのが印象に残っています。参加した学生から“楽しかった”、“また加賀に行きたい”という声が多く聞けて嬉しかったです」と自分たちが企画したイベントへの手ごたえを感じていた。