芝浦工業大学は千葉大学と包括的連携協定を結んだ。両校とも世界トップレベルの大学と交流を密にし、徹底した国際化を進める文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業に採択されており、今後は共同で海外大学との国際プログラムを展開する。
芝浦工業大学によると、協定の締結式は千葉市稲毛区弥生町の千葉大学で開かれ、芝浦工業大学の村上雅人学長と千葉大学の徳久剛史学長が協定書を交換して握手を交わした。協定書には両校の連携交流事業としては、教職員や学生の相互交流、学術交流、社会貢献活動の推進、国際交流プログラムの共同開発と共同実施、施設や設備、学術研究資料の相互利用が記されている。
両校は2014年、文科省のスーパーグローバル大学創成支援事業のタイプB(グローバル化牽引型)に採択され、これまで個々に同じ海外大学と国際プログラムを実施してきた。
千葉大学は国立の総合大学で理系から文系まで幅広い学部を持ち、留学プログラムを多数そろえている。これに対し、芝浦工業大学は理工系の単科大学として工学分野の課題解決型学習で実績を残している。両校はタイプの異なる大学の連携により、相乗効果が発揮され、これまで以上に多彩な教育と留学プログラムが実現してグローバル人材育成が加速すると期待している。