リクルート進学総研は、2008年から高校生の大学選びの動向を調べる「進学ブランド力調査」を行っており、今回、2019年の調査結果の一部を公表した。
調査によると、高校所在地が関東エリアにある高校生の「志願したい大学」は、3年連続で「早稲田大学」が1位。続いて、2位「明治大学」、3位「青山学院大学」、 4位「立教大学」、5位「法政大学」。 男女別でみると、男子は11年ぶりに「早稲田大学」が1位、女子は初めて「青山学院大学」が1位となった。
関西エリアでは、1位「関西大学」、2位「近畿大学」、3位「大阪市立大学」、4位「同志社大学」、5位「立命館大学」。「関西大学」は男女別でも1位、文理別でも文系で1位となった。理系は2年ぶりに「大阪大学」が1位だった。
東海エリアでは、1位「名城大学」、2位「名古屋大学」、3位「静岡大学」。男女別でみると、男子は3年連続で「名城大学」が1位、女子は初めて「愛知淑徳大学」が1位となった。
各エリアの学生に「知っている大学」を聞くと、関東エリアの1位は「早稲田大学」、東海エリアは「名古屋大学」、関西エリアは「近畿大学」だった。イメージ項目別に聞くと、「教育方針・カリキュラムが魅力的である」大学は、関東・東海エリアの学生はともに「東京大学」を1位に、関西エリアの学生は「京都大学」を 1位とした。これは、報道などで教育研究を知る機会の多い両校のイメージが強いものと思われる。関東・東海エリアの学生は2位「早稲田大学」3位「慶應義塾大学」までが共通で、東海エリアにはこうしたイメージが明確な大学が少ないことが予想される。関西では2位「近畿大学」3位「大阪大学」だった。
※調査対象は、関東エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県の1都6県) 、東海エリア(静岡県、愛知県、岐阜県、三重県の4県) 、関西エリア(大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、兵庫県、滋賀県の2府4県)の高校に通っている2020年3月卒業予定者。有効回答数は13,116名。
参考:【株式会社リクルートマーケティングパートナーズ】高校生に聞いた 大学ブランドランキング「進学ブランド力調査2019」