大学設置・学校法人審議会は神奈川県鎌倉市で計画されている湘南鎌倉医療大学と名古屋市で計画中の名古屋柳城女子大学の私立大学2校について、2020年度に新設を認めるよう柴山昌彦文部科学相に答申した。
文部科学省によると、湘南鎌倉医療大学は看護学部看護学科を置き、入学定員が100人。男女共学校で、卒業要件を満たせば看護師と保健師の国家試験受験資格を得られる。名古屋柳城女子大学はこども学部こども学科を置き、保育士や幼稚園教諭といった保育専門職の育成を目指す。入学定員は70人で、これに伴って学校法人柳城学院は運営している名古屋柳城短期大学保育科の定員を70人削減する。
このほか、同審議会は専門職大学として静岡県磐田市の静岡県立農林環境専門職大学、東京都新宿区の東京国際工科専門職大学、滋賀県東近江市のびわこリハビリテーション専門職大学の3校、専門職短大として静岡県磐田市の静岡県立農林環境専門職大学短期大学部の新設を答申した。
大学の学部設置は新潟県立大学の国際経済学部、共立女子大学のビジネス学部、摂南大学の農学部など9校9学部、学部の学科設置は四日市看護医療大学看護学部の臨床検査学科が認められている。
大学院の新設は日本薬科大学の薬学研究科、京都美術工芸大学の工芸学研究科の2校2研究科、大学院への新たな研究科設置は兵庫大学の看護学研究科、松山大学の法学研究科など4校4研究科が答申された。