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金沢星稜大学の学生がハロウィンイベント&スイーツをプロデュース - 大学ジャーナルオンライン

 金沢星稜大学経済学部の岡ゼミナールの学生がプロデュースするイベント「むさしハロウィン」が、2019年10月26日、金沢市内の近江町市場・めいてつエムザなどがある武蔵エリアで開催された。イベント当日は、学生たちが「洋菓子工房ドルチェ・カンパーニュ」と共同で開発した新商品「むさしハロウィン限定ドーナツ」も販売された。

 学生プロデュースによる「むさしハロウィン」は、金沢星稜大学と金沢中心商店街武蔵活性化協議会との間で締結された地域連携協定に基づく「星大連携事業」の一環として行われた。同事業では、協定の窓口を務める岡ゼミナールの学生が中心となり、ホスピタリティマネジメント、イベントマネジメントなど、授業やゼミで学んだ知識を活かしながら、武蔵地区商店街の活性化とまちづくりの推進のため活動している。

 イベントでは、シールを貼ったり、マジックで絵を描いたり、世界に一つしかないオリジナルバルーンを作る「バルーンアート」のワークショップや仮装した学生たちとSNS映えする写真を撮る「ハロウィンバルーンフォトスポット」などが行われた。

 中でも、学生たちが力を注いだのは「洋菓子工房ドルチェ・カンパーニュ」とのコラボ商品「むさしハロウィン限定ドーナツ」。学生たちは”金沢の台所”と呼ばれる近江町市場で販売することの重みを感じながら、お店側と検討を重ね、”子ども達が安心して食べられるドーナツ”づくりに着手。ハロウィンにありがちなカラフルな人工着色料は一切使わず、味と中身にこだわり、五郎島金時のスイートポテト、甘いカボチャの角切りを練り込んでメープルシロップの風味を効かせた、しっとりとした食感の新商品をイベントの1週間前に完成させた。当日販売する個数について、地元の人から「100個売るのは大変。仕入れは50個でいいのではないか。」といった声も聞かれたが、販売開始から2時間で260個を売上げるほど大盛況だった。ドルチェ・カンパーニュの徳田店長からは「我々プロでも、そんなには売れない。君たちはすごい。」 と喜ばれ、当初1日限りの限定販売だったが、11月末まで季節限定商品として店頭に並ぶことになった。

 イベントを企画した学生からは「多くの人が笑顔になってくれて、写真を一緒に撮った時、握手した時、ハイタッチした時、全てが幸せな瞬間でした。以前なら無理と思っていたことも積極的に、自由に行動できて、自分でないような、でも本当の自分になれたのだと感じます。自分の殻を破る経験をしたことで、いつも岡先生が仰っている、人を幸せにするための”ホスピタリティ”の本質に近づけた気がします。」と感想が寄せられた。

 今後、岡ゼミナールの学生たちは、引き続き、武蔵エリアの地域調査を進めながら、今回見えてきた課題を2020年度の企画につなげていく。

参考:【金沢星稜大学】スイーツ開発&イベントプロデュース!

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