広島大学は2020年10月、初めての国際連携専攻(ジョイント・ディグリー・プログラム)を大学院に開設する。オーストリアのグラーツ大学、ドイツのライプチヒ大学と連携したもので、ともに持続可能な地球社会の構築に向けた基礎となるサスティナビリティ学をテーマにしている。
広島大学によると、グラーツ大学と共同で設置するのは、大学院人間社会科学研究科の広島大学・グラーツ大学国際連携サスティナビリティ学専攻。2年間の修士課程で、学生は広島大学とグラーツ大学で1年間ずつ学修する。入学定員は広島大学をホームとする学生1人と、グラーツ大学をホームとする学生1人の計2人。
SDGs(持続可能な開発目標)達成を目指し、世界の喫緊の課題のうち貧困の解消を目指す国際協力論を基盤に、社会科学的なアプローチで研究や実務を遂行できる人材を育てる。
ライプチヒ大学と共同で設置するのは、大学院先進理工系科学研究科の広島大学・ライプチヒ大学国際連携サスティナビリティ学専攻。こちらも2年間の修士課程で、学生は広島大学とライプチヒ大学で1年間ずつ学修する。入学定員は広島大学をホームとする学生1人と、ライプチヒ大学をホームとする学生1人の計2人となる。
途上国の急速な都市化に伴う環境問題に対し、環境学の持続可能な開発論を基盤として理工学的なアプローチで研究や実務を進められる人材を育成する。