明治大学高分子科学研究所は、世界知的所有権機構(WIPO)の「環境技術パートナーズ」に登録認定された。日本の大学研究機関としては初めて。
WIPOは、特許、著作権、商標、意匠等の国際知的財産制度に関する国連機関。現在日本を含む192か国が加盟している。その中で、「環境技術パートナーズ(WIPO GREEN Partners)」は、環境技術に特化したグローバルネットワーク組織として、主に国際間での同技術の移転促進と普及を目指す目的で設立された。2019年度は、明治大学高分子科学研究所のほか、キヤノン株式会社、モスクワ国際関係大学、スイス連邦知的財産庁など13の団体が登録認定された。
明治大学高分子科学研究所からは、温室効果ガスである二酸化炭素の分離回収技術、クリーンエネルギーである水素ガスの精製技術、バイオエタノールの生産技術、植物由来のプラスチックの開発技術、海洋プラスチックごみ対策等がWIPO GREENのグローバルデータベースに登録される。さらに、国内外のパートナーズと協力して、国連の「持続可能な開発目標 (SDGs)」に基づき、特に途上国の発展を環境技術面から支援する予定。
参考:【明治大学】明治大学高分子科学研究所が世界知的所有権機構WIPO GREEN Partnersに登録認定されました。