英高等教育情報誌のザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)がベネッセグループとパートナーシップを結んでまとめた世界大学ランキング日本版2020で、東北大学が初のトップに立った。東北大学は前年の3位から国際性と教育成果で高く評価され、京都大学と東京大学を抜いている。
THEによると、2位は京都大学、3位は同率で東京大学と東京工業大学、5位は九州大学。以下、北海道大学、名古屋大学、大阪大学、筑波大学、国際教養大学と続く。東京工業大学がトップ3に入ったのは初めて。トップ10のうち9校を国立大学が占め、公立大学で唯一国際教養大学が入った。今年も旧帝国大学の強さが目立っている。
私立大学の最上位は前年と同じ11位の国際基督教大学。13位に早稲田大学、14位に慶應義塾大学、20位に上智大学、21位に立命館アジア太平洋大学、33位に立命館大学が入っている。
評価は教育リソース、教育充実度、教育成果、国際性の4項目で下した。私立大学では国際性で高い評価を受け、順位を上げたところが目立った。今回のランキング対象校は278校で、55位の帯広畜産大学など18校が初めてのランク入りをしている。