2020年4月25日、早稲田大学は学生・生徒に総額5億円の緊急支援策を講じることを発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で保護者の家計急変や学生本人のアルバイト収入激減など、経済的に困窮する学生を支援する。
対象となるのは、早稲田大学の学生と、高等学院(中学部含む)、本庄高等学院、芸術学校の生徒。給付金額は1人あたり10万円を予定している。応募方法、給付時期等については準備中で、給付の仕組みが整い次第、学生・生徒に周知する。
さらに5月11日から始まるオンライン授業の受講に際し、経済的に困窮している学生に対して必要な機器(PC、WiFi機器等)の貸し出し等を支援するほか、一般学生にも支援準備を進めている。授業開始に間に合うよう、4月末より順次学生に周知する。
上記以外にも、従来からある給付型の奨学金を迅速に活用して支援するとともに、学費の延納についてもできるだけ配慮していく。
早稲田大学はこれまでも、早大緊急奨学金、小野梓記念奨学金他、校友や篤志家による経済支援型奨学基金・資金など国内大学トップクラスの奨学金制度で学生を支援してきた。また、東日本大震災や熊本地震の被災学生支援など、災害発生時には独自の支援も行っている。