イギリスの世界大学評価機関Quacquarelli Symonds(クアクアレリ・シモンズ)、通称QSは、分野別QS世界大学ランキング「QS World University Rankings by Subject 2016」を発表しました。42分野のうち、国内では東京大学が「現代言語」7位をはじめ、もっとも多い5分野でトップ10入りを果たしました。
QS世界大学ランキングは分野・専攻ごとに世界の大学をランキングで表すもので、世界49国の総計945大学を対象に、76,798名の学者と44,426名の雇用主の専門意見に2,850万件のリサーチの分析と1億1,300万以上の引用をもとに集計されています。分野別QS世界大学ランキング2016では、2015年までの分野に加え、「自然人類学、文化人類学など」「考古学」「鉱山学、鉱山工学」「看護学」「舞台芸術」「社会政策」の6分野が新たにランキング対象になりました。いずれの分野もトップ10には、イギリスのケンブリッジ大学やオックスフォード大学、アメリカのスタンフォード大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)がランクインし、アジアではシンガポール国立大学(NUS)が13分野のトップ10に入りました。
日本国内の大学で見ると、東京大学は「現代言語」7位、「物理学・天文学」8位、「化学」8位、「鉱物・鉱業」10位、「土木構造」10位の5分野でトップ10入り。京都大学は「化学工学」9位のみトップ10入りで、東京医科歯科大学は「歯科医学」で6位にランクインしました。
参考:【Quacquarelli Symonds】QS World University Rankings by Subject 2016 ? Out Now!