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学生が外国人ボランティアとサマースクール運営 明星大学 - 大学ジャーナルオンライン

 明星大学(東京都日野市)国際コミュニケーション学科では夏休み中の1週間、学生と外国人ボランティアが協力し、近隣の小中学生たち120名を対象に英語と中国語を教える「明星サマースクール」を開講する。“1週間の国内ミニ留学”とも呼ばれるこのイベントには、多くのボランティアが海外から参加。同学科の学生たちにとっては日本に居ながらにして留学気分を味わうことができ、参加した子どもたちも無料で語学が学べると好評を博している。このサマースクールは毎年恒例の目玉イベントになっており、国際交流プロジェクトの一環として取り組んでいる。

 プロジェクトの管理・運営は学生が主体。授業のスタイルは、机に向かって勉強するというよりは、ゲーム、歌、会話などのアクティビティを通して楽しみながら学ぶもので、子どもたちが苦手意識を持たずに語学に親しむことを目的としている。UnitチームとTeaching チームの2チームで構成され、Unitチームは広報や企画運営を担当し、Teachingチームは授業で取り扱うトピックスや考え方、どんな文章や会話を子どもたちに教えるかを担当する。

 これまで運営に参加した学生の多くが、「大学で得た財産は?」と訊かれたら、「サマースクール!」と答えるほど、貴重な経験になっているという。外国人ボランティアとの授業案の打ち合わせや練習など、さまざまな意思決定や問題解決をしながらプロジェクトを運営することで、複合文化的な環境での仕事を体験することができるからだ。ここでは、語学力の向上を目指すだけでなく、プロジェクトの遂行のために自ら主体的に考え行動し、取り組むべき課題に対して責任をもって遂行することが求められる。同学科では、留学を終えてから英会話学校などでアルバイトをする学生や語学関連の教職に就く学生が多く、このプロジェクトでの実学はそのまま将来へと繋がっている。

 2016年度は、ハンガリー、イタリア、ルーマニア、ベラルーシなど世界各国からボランティア学生約20名弱が来日する予定。サマースクールは2016年8月8日~13日の6日間に渡って、同大学にて開講される。問合せは明星大学人文学部支援室(042-591-5527、直通)まで。

参考:【明星大学】サマースクール

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