2021年1月18日、追手門学院大学は、国際教養学部を改組し、2022年4月に国際学部と文学部(いずれも仮称・構想中)の開設予定を発表した。
現在の国際教養学部は外国語の修得や国内外の文学など人文科学中心の学問を行ってきたが、今後は社会情勢の変化をふまえ、英語をベースに経営学の理論やビジネスに関するケーススタディなど社会科学系科目を取り入れる。
改組後の国際学部は、国際社会で活躍できる人材を育成する国際学部国際学科と、人文科学により特化し、日本文学、歴史文化、美学・建築文化の3つの分野で構成する文学部人文学科を開設する。入学定員は150名。
国際学科の下にグローバルスタディーズ専攻と国際文化専攻を設ける。グローバルスタディーズ専攻はグローバルで活躍できる人材の育成を目指し、在学中にペンシルバニア大学(THE世界大学ランキング13位・QS世界大学ランキング16位)をはじめとする世界トップクラス大学への海外留学も可能。また、海外インターンシップへの参加や、普段の授業科目も日本人学生と留学生がともに英語と日本語で学びあう環境の構築を目指す。
文学部は人文学科の下に日本文学専攻、歴史文化専攻と、美学・建築文化専攻を設ける。文学部で建築関係が学べるのは珍しく、建築史、デザイン文化、都市景観など建築に関わるテーマを人文科学の視点からアプローチする。また、二級建築士の受験資格の取得も可能(申請予定)。入学定員は180名。
追手門学院大学は2022年の開設に向け、文部科学省に必要な手続きを経た上で、2021年9月に入試関係の学生募集要項を公表する予定としている。