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武蔵野大学データサイエンス学部2年生、国際学会で「Best Paper Award」受賞 - 大学ジャーナルオンライン

 武蔵野大学データサイエンス学部データサイエンス学科2年生の新田拓真さん、萩本新平さん、柳瀬 愛里さんは、電気・電子分野における世界最大の専門化組織、IEEE協賛の国際学会「IEEE/IIAI AIT 2020」にて論文を発表。上位2位までに授与される「Best Paper Award」を受賞した。

 「IEEE/IIAI AIT 2020」は、2020年で3回目を迎えるIEEE協賛の国際学会。新型コロナウイルス感染症対策のため、2020年度はオンラインでの開催となった。

 武蔵野大学では、1年生~3年生にデータサイエンス学部で少人数ゼミ形式の授業「未来創造プロジェクト」を開設。各教員の指導の下、グループ学習や企業・官公庁との共同研究等を通じ、分野横断的に実社会の問題に取り組んでいる。

 「Best Paper Award」を受賞した新田さんらの論文も、この「未来創造プロジェクト」で取り組んだ研究成果をまとめたもの。論文では、日本語の手話の中でも文字を指で表現する指文字に着目。指文字が映っている動画から何の文字を表しているかを認識するシステムの実現方式について示した。大学院生や研究者が多く参加する国際会議発表の場で、「Best Paper Award」を受賞したのは快挙といえる。

 メンバーの一人、新田さんは『自分たちが取り組んできた研究の成果が学術界で評価され、Best Paper Awardという名誉ある賞を受賞できて光栄に思います。今回取り組んだ研究は、手話の一種である指文字を低コストなシステムで実現させることを目指したものです。ここに社会的な課題の解決だけでなく、学術的な課題の解決や環境に優しいアルゴリズムの構築という観点も取り入れたことが評価に繋がったのではないかと考えています』と喜びを語った。

 こうした国際学会におけるデータサイエンス学科生の「Best Paper Award」受賞は、今回で2例目となる。データサイエンス学科長の中西崇文准教授は、『新田さん、萩本さん、柳瀬さんが、1年生の時から未来創造プロジェクトの中で取り組んできた指文字認識手法の実現に関する研究の論文です。2年生で初の国際会議の場で発表し、院生や研究者が素晴らしい発表する中、Best Paper Awardを受賞できたことは快挙といえます。未来創造プロジェクトの活動の中でそれぞれ役割分担をし総力を結集して生まれた結果です。今後、より研究を深め、次の一歩を歩んでくれることを期待します』とコメントした。

参考:【武蔵野大学】データサイエンス学部2年生が快挙! 国際学会IEEE/IIAI AIT 2020にてBest Paper Awardを受賞

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