武蔵野大学は、世界規模の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、学生の海外派遣留学を見送っていたが、現地の受入れ態勢が整ったため、ワクチン接種等の条件に2021年8月に学生1名を韓国へ派遣する。
武蔵野大学では世界の諸課題を担い、解決していく人材の育成を目指して世界27カ国、129校の海外の大学と協定を締結している。2015年以降延べ3,291名の学生が多様な海外留学プログラムに参加したが、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、学生の海外派遣を中止。一部の留学プログラムをオンラインで実施することでコロナ禍においても学生が安全に学べる環境を提供してきた。
今回、外務省の定める感染症危険レベル、留学ビザの発給状況などを注視し、協定校と受け入れ態勢に関する調整を続け、留学ビザが発給されている韓国に2021年8月からワクチン接種を終えた学生1名を派遣することになった。
授業は対面・オンラインのハイブリッド型で行う。学生の安全のために、出発前の危機管理オリエンテーション実施、月1回(月初)の安全報告書の提出のほか、コロナ濃厚接触または罹患時に速やかに大学に報告し、罹患時には受入先と連携し状況把握するなど、安全管理を徹底する。
また、10月にはグローバルコミュニケーション学科で留学を希望し、かつワクチン接種を終えた学生3名をアメリカ(フロリダ州)へ派遣する予定。
武蔵野大学では、今後もキャンパスで学友や教職員と時間や経験を共有できる「大学生活」を重視し、対面授業および留学プログラムの再開を検討し、学生の大学での学びが充実するよう、全力で取り組んでいく。
参考:【武蔵野大学】コロナ禍の中で1年半ぶり 海外派遣留学プログラム再開に向け 2021年8月からワクチン接種等を条件に学生を韓国へ派遣